「塩麹をつくってみたいけど、米麹ってなに?」
「米麹ってどうやって選んだら良いの?」
テレビや雑誌で、万能調味料として話題の塩麹。
その原料となるのが米麹ですが、「存在は知っていたけど、いざ使うとなると米麹って何奴?」と思っていませんか?
それもそのはず。
米麹は日本の伝統的な発酵食品。「そのまま料理にぶっこむ!」といった使い方はしないため、そこそこ料理をするような人でも敷居が高いように感じられるかもしれません。
でも、実はそんなことないんです。
米麹は「ちょこっと要点を知ってさえいれば、サッと選んで買うことができ、簡単に塩麹や甘酒なんかも作れちゃう食品」だからです。
ここでは、はじめての塩麹づくりに挑戦するあなたのために、麹をつくって20年のわたしが、米麹の基礎知識と選び方、失敗しない塩麹の使い方をお伝えしていきます!
さらに、あまった米麹の超素敵な活用方法なんかも伝授しちゃいますね♪
もくじ
米麹とは?
米麹とは、蒸した米に麹菌を種付けして発酵させたものです。
みそや醤油、みりんなど、日本の食卓になじみ深い調味料の原料にもなっています。
そんな米麹ですが、ここ数年で特に話題を呼んでいる米麹の利用方法が塩麹と甘酒です。
塩麹は、文字通り塩と麹でつくられる調味料です。
塩麹を使うことで、素材の旨味を引き出し、食感がやわらかくなります。
甘酒は、米麹から作られる甘味飲料で、上品な甘みが楽しめるだけでなく、その高い栄養価から飲む点滴とまで言われています。
おいしい塩麹がつくれるおすすめの米麹の選び方
ではさっそく米麹を購入してみましょう。
はじめて米麹を買う人にとっては「同じような米麹がたくさんあって、どれを選んだら良いのかわからない」と感じられるかもしれません。
ズバリ、はじめて塩麹をつくるあなたが米麹を選ぶときのポイントは3つ、
国産・無添加・無着色です。
安心できる国産・無添加・無着色がおすすめ
塩麹も甘酒も、健康効果が非常に高い食品なので、せっかく米麹を買うなら不自然な添加物などが含まれないものを選びたいところ。
材料にお米と記されていても、産地が国内のものか不明な米麹では不安が残ります。
無添加の米麹であれば、米麹本来の旨味や甘みが楽しめるだけでなく、健康面でも安心できます。
通販であれば、商品の詳細ページなどに記載されている原材料名に、「米(国産)」と記載されています。
また、無添加・無着色の米麹は、商品タイトルや画像の見えやすいところに、無添加・無着色の表示がされている場合が多いので、こちらもチェック。
国産無添加だからといってべらぼうに高価になるわけでもないのでおすすめです。
違いは原料と温度管理
米麹を製造するメーカーは数多くありますが、基本的に製造方法はどれも同じ。
違うのは原料となるお米と温度管理です。
米は、品種によってねばりけや甘みが少しずつ異なります。
そのため、原料となる米の品種によって米麹の味も少し違ってくるのです。
どの品種の米が原料としてつかわれていても、麹の本領である酵素のはたらき(食材の旨味を引き出したり、食感をやわらかくする)は同じなので、お米の品種あまり気にする必要はありません。
しかし、温度管理はしっかりされたものを選びたいところです。
米麹づくりでもっとも重要なのが温度管理。
温度管理しだいで、米麹からつくられる塩麹の旨みや甘酒の甘みも変わってきます。
わたし個人の意見としては、ちゃんと「手作りで温度管理をしっかりしている」と自信を持って謳っているメーカーの米麹は、おいしい米麹です。
米麹はスーパーや薬局でも購入可能
米麹はスーパーや薬局なんかでも普通に売られています。
お味噌などの売り場近くに売られていることが多いですが、スーパーによって売り場がまちまちなので、お味噌の近くに見当たらない場合は店員さんに聞くのがおすすめです。
スーパーで売っている米麹は、200gで300〜400円ほど。
店舗や地域によって値段が変わってきます。
もしあなたが、「今日いますぐ米麹を使いたい!」という場合は、
スーパーなら今日中に米麹が手に入るのでおすすめです。
「来週のどこかのタイミングで使ってみようかな・・・・」くらいの温度感でしたら、通販のほうが割と安く手に入ることが多いのでおすすめです。
麹屋もとみやでも、米麹600gを810円で販売しています。
200gに換算すると270円になるので、スーパーの相場よりコスパが良く、温度管理にもこだわった手作り米麹が楽しめますよ♪
初心者でも失敗しない塩麹のつくりかた
米麹の選び方がわかったところで、初心者でも失敗しない塩麹のつくりかたを解説していきます。
塩麹をつくる材料
まずは塩麹をつくるための材料をそろえていきましょう。
米麹 | 200g |
お塩 | 95g |
水 | 400g |
塩麹をつくる手順
材料が準備できたら、さっそく塩麹をつくってみましょう。
- まずは材料を準備する
- 米麹とお塩を混ぜ合わせる
- 水を入れてよく混ぜる
- じっくり発酵させる
- 熟成したらできあがり
準備する材料も米麹と塩と水だけ、難しい手順もありませんのでぜひ作ってみましょう。
塩麹の詳しい作り方については、こちらの記事に記載されているので、こちらを参考にしてみてください。
麹屋もとみやでは、職人こだわりのおいしい塩麹を販売しております。
あまった米麹で甘酒づくり!美容と健康に効果バツグン!
塩麹をつくるために米麹を調達したは良いけれど、600gや1kgの米麹を購入すると、全部を使って塩麹にするも多いので、あまった米麹を有効活用したいところ。
そこでおすすめしたいのが甘酒です。
ここまでちょいちょい話題に出してきましたが、甘酒には美容と健康に嬉しい効果がいっぱいなんです♪
甘酒の効果
甘酒の効果は以下の4つ。
- ダイエットを助ける効果
- 美肌効果
- 便秘を予防・解消する効果
- 血行促進効果
甘酒には多くの酵素が含まれていますが、温度が高くなりすぎると酵素が死んでしまい、せっかくの甘酒パワーが充分に発揮されません。
温めて飲む際は、人肌程度になるよう気をつけて温めましょう。
甘酒をつくる材料
まずは甘酒をつくるための材料をそろえていきましょう。
もち米 | 1カップ |
乾燥米麹 | 300g |
水 | 7カップ |
追加の水 | 2カップ |
甘酒をつくる手順
材料が準備できたら、さっそく甘酒をつくってみましょう。
- もち米を研ぐ。
- もち米に水7カップを加え、5時間前後つけおく。
- もち米と水を鍋に移し、中火にかける。
- ぐつぐつしてきたら弱火にして20分炊き上げる。
- おかゆが炊きあがるので、60度くらいになるまで冷ます。
- 米麹をほぐしておかゆに入れる。
- 追加の水2カップを加えて再び60度くらいに温める。
- 保温しながら4時間〜10時間おいてできあがり。
甘酒の詳しい作り方が知りたい方は、こちらの記事に記載されているので、こちらを参考にしてみてください。
麹屋もとみやでは、お湯や冷水を注ぐだけでおいしい甘酒ができる「甘酒の素」も販売しております。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、米麹の基礎知識や米麹の選び方、塩麹や甘酒のつくりかたについて解説させていただきました。
はじめての塩麹づくりにおすすめなのは国産米・無添加の安心できる米麹を買うのがおすすめです。
麹屋もとみやでは、岩手のおいしいお米を原料にした無添加の手作り米麹が楽しめます。
価格もお求めやすいものとなっていますので、ぜひご賞味くださいね!
それではみなさん、良い麹ライフを♪
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